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事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドラインが発表されました。
このガイドラインは厚生労働省が取りまとめています、内容は各事業場が、がん、脳卒中などの疾病を抱える方々に対して、適切な就業上の措置や治療に対する配慮を行い、治療と仕事が両立できるようにするため、病気を抱えている従業員に対して事業場として就業現場における取組などをまとめたものです。
支援の中には、事業主が用意するモノ、従業員が利用できる制度などについて要件の解説と申請方法、申請用紙がありますので説明をしてまいります。
この制度には、事業者と医療機関が、お互いの支援における役割や考え方などを理解することが重要と記されています。
そして、治療と仕事の両立支援を行うにあたっては、労働者本人の理解と同意の下、事業場や医療機関等が必要に応じて連携することによって状況に応じた適切な実施できると記されています。
知っておくべき事
- 事業場及び労働者本人の状況対応の仕方
- 労働者本人および関係者の共通の理解の形成
- 医療機関での治療と仕事の両立支援を知る
- 労働契約に基づく労務の提供法を確認する
- 情報共有・連携に関する留意点は何か知る
- その他付随する事柄を調べる
1,労働者が利用できる支援・機関
利用可能な支援制度
医療費
- 高度療養費制度
- 限度額適用認定証
- 高額療養費貸付制度
- 高額医療・高額介護合算療養制度
- 確定申告による医療費控除
- 難病(小児慢性特定疾病)の患者に対する医療費助成制度
- 肝炎患者(B型・C型)に対する医療費の支援
- 自立支援医療制度
生活支援
- 傷病手当金
- 生活福祉資金貸付制度
- 介護保険制度
- 障害基礎年金
- 障害厚生年金
- 障害手当金
- 身体障碍者手帳
- 精神障碍者保健福祉手帳
- 障害福祉サービス
利用可能な支援機関
がん診療連携拠点病院
労災病院、吉備高原医療リハビリテーションセンター、総合せき損センター、北海道せき損センター
労災病院の治療就労両立支援センター
ハローワーク
精神保健福祉センター
2,事業者が利用できる支援制度・支援機関
利用可能な支援制度
治療と仕事の両立支援助成金
人材確保等支援助成金(雇用管理制度助成コース)
キャリアアップ助成金(障碍者正社員化コース)
障碍者介助等助成金
職場適応援助者助成金
利用可能な支援機関
産業保健総合支援センター
都道府県の産業保健総合支援センター(さんぽセンター)において、治療と仕事の両立支援のための専門の相談員を配置し、以下の様な支援を行っている。
ハローワーク
障碍者就業・生活支援センター
障碍者の職業生活における自立を図るため、雇用・保険・福祉・教育等の関係機関との連携の下、障碍者の身近な地域において就業面及び生活面における一体的な支援を行っている。
地域障碍者職業センター
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構により各都道府県に1か所設置・運営されている。
以下、厚生労働省ホームページから抜粋
事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン(全体版)令和3年3月改訂版[PDF形式:2,524KB]NEW
参考資料(ガイドライン内)
- 様式例集
- ・勤務情報を主治医に提供する際の様式例
・治療の状況や就業継続の可否等について主治医の意見を求める際の様式例
・職場復帰の可否等について主治医の意見を求める際の様式例
・両立支援プラン/職場復帰支援プランの作成例
- ・勤務情報を主治医に提供する際の様式例
- 治療と仕事の両立に関する支援制度・機関 [PDF形式:444KB]
- 留意事項
・がんに関する留意事項
・脳卒中に関する留意事項
・肝疾患に関する留意事項
・難病に関する留意事項
・心疾患に関する留意事項
・糖尿病に関する留意事項
参考資料(ガイドライン別冊)
- 企業・医療機関連携マニュアル
この参考資料は、治療と仕事の両立支援のため、企業と医療機関が情報のやりとりを行う際の参考となるよう、ガイドライン掲載の様式例集に沿って、各様式例のポイントを示した者です。具体的な事例を通じて、ガイドライン掲載の様式例(ガイドライン「様式例集」)の記載例を示すものです。
掲載の事例はあくまで一例であり、実際の経過や必要な就業上の措置等は個別の労働者の状況によって異なる点に留意する必要があります。
- 【解説編】 [PDF形式:3,285KB]
- 【事例編:がん】
・冒頭 [PDF形式:103KB]
・事例1 [PDF形式:2,009KB]
:大腸がんと診断され、人工肛門の管理を行いながら、通院による治療と仕事の両立を目指す事例
・事例2 [PDF形式:2,388KB]
:乳がんと診断され、通院による治療と仕事の両立を目指すも、疲労感が強く、いったん治療に専念することとした事例
・事例3 [PDF形式:2,007KB]
:胃がんと診断され、一時的な短時間勤務や作業転換を行いながら、通院による治療と仕事の両立を目指す事例
・事例4 [PDF形式:2,074KB]
:肺がんと診断され、業務体制を調整しながら通院による治療と仕事の両立を目指す事例【事例編:脳卒中】
・冒頭 [PDF形式:244KB]
・事例1 [PDF形式:2,101KB]
:脳梗塞による入院後、通院による治療と仕事の両立を目指す事例
・事例2 [PDF形式:2,302KB]
:脳出血発症後、感覚障害を認め、作業転換を行いながら治療と仕事の両立を目指す事例
・事例3 [PDF形式:2,229KB]
:くも膜下出血による入退院後に職場復帰し、その後記憶障害を認め、業務内容を調整しながら治療と仕事の両立を目指す事例
・事例4 [PDF形式:1,982KB]
:脳卒中後、高次脳機能障害を認め、治療と仕事の両立に向けた検討を行った事例【事例編:肝疾患】
・冒頭 [PDF形式:249KB]
・事例1 [PDF形式:2,036KB]
:B型肝炎でインターフェロン治療の開始に伴い、一時的に業務内容の調整を行いながら、通院による治療と仕事の両立を目指しながら治療と仕事の両立を目指す事例
・事例2 [PDF形式:2,122KB]
:C型肝炎の治療終了後、経過観察中に肝がんが見つかり、シフトの調整等を行いながら、入院と通院による治療と仕事の両立を目指す事例
・事例3 [PDF形式:2,291KB]
:肝硬変の治療中、合併症を発症したため、業務内容の変更などを行いながら、通院による治療と仕事の両立を目指す事例【事例編:難病】
・冒頭 [PDF形式:328KB]
・事例1 [PDF形式:2,028KB]
:全身性エリテマトーデス(SLE)の診断後、体調面にも配慮しながら、通院による治療と仕事の両立を目指す事例
・事例2 [PDF形式:3,287KB]
:潰瘍性大腸炎(UC)の再燃による入院後、一時的な配置転換を行いながら、治療と仕事の両立を目指す事例
・事例3 [PDF形式:1,977KB]
:HTLV-1 関連脊髄症(HAM)の診断後、症状の進行に備えて、長期的に治療と仕事の両立に関する方針を検討する事例【事例編:心疾患】NEW
・冒頭 [PDF形式:207KB]
・事例1 [PDF形式:1,912KB]
:虚血性心疾患(狭心症)によるバイパス手術を経て職場復帰をし、治療と仕事の両立を目指す事例
・事例2 [PDF形式:1,764KB]
:心不全に対する心臓リハビリテーションを行いながら、治療と仕事の両立を目指す事例
・事例3 [PDF形式:1,819KB]
:不整脈のため植込み型除細動器(ICD)の植込み手術を行い、治療と仕事の両立を目指す事例【事例編:糖尿病】NEW
・冒頭 [PDF形式:340KB]
・事例1 [PDF形式:1,908KB]
:糖尿病教育入院を行う初期の2型糖尿病で、退院後、通院による治療と仕事の両立を目指す事例
・事例2 [PDF形式:1,799KB]
:部署異動がきっかけで経口薬治療を中断していた2型糖尿病で、治療を再開し仕事の両立を目指す事例
・事例3 [PDF形式:1,845KB]
:インスリン治療中の1型糖尿病で、交替制勤務を継続しながら、治療と仕事の両立を目指す事例
社会保険労務士の
藤居幹子先生に相談する
・対応可能な助成金 雇用調整助成金 人材開発支援助成金 両立支援等助成金 キャリアアップ助成金 その他助成金は相談を賜ります。
事業所様は下記を守っていただける所が条件です。 ・労働保険に加入している。 ・雇用保険に加入している。 ・社会保険に加入している。 ・保険料の滞納がない。 ・賃金台帳が準備できる。 ・タイムカード等の必要書類を申請期限1ケ月前までには準備できる。 ・弊社と契約を交わしてもらえる。 ・その他は個別でお伺いいたします また、これから会社を立ち上げて、労働者を雇いれる所であれば、 顧問契約をさせていただき、労働保険の加入等をいちから幣事務所で届出で致します。